注:この写真はレタッチ済みです
レタッチすれば写真は変わる。
けど、1枚1枚レタッチするのは大変だし、ソフトを持っていない人もいる。
カメラだけで思うような写真を撮れたらなぁ。
と言うことで、最近わたしが使っている方法です。
それはピクチャーコントロールを変えるという事。
NikonD5500での操作方法がメインになりますが、Nikonのデジイチなら使えるはずですし、他メーカーさんにも似たような機能があると思います。
Nikonのピクチャーコントロールの種類
Nikonには7種類のピクチャーコントロールがあります。
1枚の写真をピクチャーコントロールを変えて比較してみます。
1.スタンダード
シーンを選ばずオールマイティに使える。バランスよくしっかりはっきり写ります。
ピクチャーコントロールの初期設定はスタンダードになっています。
2.ニュートラル
見た目に近く自然な雰囲気に写ります。スタンダードよりコントラストが柔らかで、光も色味も繊細なグラデーションで表現されています。写真編集にも◯
髪の毛の艶がスタンダードより柔らかく見えます。
3.ビビッド
派手なイメージでインパクトのある写りです。ポップな感じにもなります。コントラストも彩度も強めです。
髪の毛の暗い部分がより黒に感じられます。芝の緑もぐっと強い色になりました。
この写真には合っていない気がします(個人の感想です)
4.モノクローム
モノクロで撮影できます。設定を変えるとセピアなどもできます。印象的な撮影も可能。
モノクロにするとちょっとオシャレに見えてくるのはわたしだけでしょうか?
セピア
シアントーン。一色に寄せた編集もできます。
5.ポートレート
肌をなめらかに優しい印象の写りです。雑貨や建物をやわらかく撮るのにも推奨されています。
次の写真と比べると、肌や髪がふわふわ柔らかく見えます。
6.風景
色に深みがあります。ぱっきりこってりとした印象が美しいなと思いますが、人を撮るときは気をつけないとお肌のアラがぱっきり写ってしまうモードでもあります。
顔にかかった髪がくっきり描写されているので、ポートレイトなどと比べると汚い印象になってしまっています。
子どもの肌にはアラがなくて羨ましい
7.フラット
ニュートラルよりも柔らかくコントラストが低く写ります。基本的にはフラットは写真編集のスタートに使うことが推奨されています。そのままだと、ややぼんやりした写りになります。
(写真編集の観点から見ると、黒つぶれ白飛びを抑えて、写真に多くの情報が残っている状態となります)
RAWで撮る人は要注意
Nikonのピクチャーコントロールは、RAWで撮っている場合、Nikonの純正ソフト(Caputure NX-DまたはViewNX-i)を使わないと反映されません。
純正ソフトを使う、JPEGを一緒に保存するなど、工夫が必要になります。
この記事で並んでいる写真はRAWで撮影したものに、Nikonの純正ソフトでピクチャーコントロールをかけたものです。
ピクチャーコントロールの変え方
①撮影画面から
背面のinfoボタンを押して、ピクチャーコントロールをセレクト
②メニューから
背面のmenuボタンを押して、撮影メニューからスクロールしてピクチャーコントロールをセレクト
オススメは…?
このブログを見る人はママさんが多いと思うので、女性や子どもを撮るならポートレートが間違いないと思います。
テーマパークやキッズスペースのようなカラフルな場所なら、ビビットを選ぶとポップな印象になって可愛くなるかもしれません。
風景は人を撮るには気をつけないとと書きましたが、男性を撮影する場合だと顔の陰影などはっきりしてかっこよくなるかも。
柔らかく撮りたいのか、くっきり撮りたいのか…。
今自分が写そうとしているものは、どんな雰囲気が似合うのか…。
少し立ち止まって考えて、設定を変えてみることで、写真ライフが少し深くなるかもしれません。
レタッチについて考えてみた記事はこちら