月・火の休廊日を挟んで、写真展Colordays、今日から折り返しです。
展示は9月16日(日)までとなりますが、今思うことをまとめておきたいと思います。
写真展の出展は、写真教室の修了展以来、2回目です。
出展前の想い
毎年恒例となってきたフィルム写真月間、今年で4年目。
気になりつつも参加できずにいましたが、今年は勢いで出展申し込みをしました。
フィルム写真、撮ってはいるけれど、最近は娘の写真ばっかりで、「作品」と呼べるような写真もなく、かといって新しいものを撮りに行く余裕もなく。
参加するべきじゃなかった…と頭を抱えていました。
プリントも余裕をもってしたかったのに、結局ギリギリの時期に、近くの1時間でプリントできるお店に持ち込む始末。
ブックの方もネガから焼き増しをしたかったのですが、ネットプリントとなりました。
搬入と展示の始まり
今回の写真展は、写真をきちんと額装して(額に入れて)展示する組と、パネル1枚だけ出展する組、2つあります。
わたしはもちろん1枚だけの出展です。
この場合、搬入の日に足を運ぶ必要はなかったのですが、名刺とブックを置きに、ギャラリーへ行ってきました。
額装展示の皆さんが自分の作品を設置する中、同じくパネル展示で参加する人たち、ギャラリーの早苗さんと、みんなでパネル写真の設置をしました。
展示する高さや幅を決めて、測って、釘を打って、水平をとって。
そうやって写真たちが並んで行きます。
一番見やすい高さはどこなのか、どんな風に並べればバランスがいいか。
自分より深く写真と向き合っている人の考え方、姿勢、そんなものを見ることが出来ました。
一人でいると気がつかないことばかり。
他の出展者さんたちの作業の様子を間近で見ることができて、本当に幸せだなと思いました。
それぞれの考え、それぞれのやり方、どれも全部面白いです。
上手く写真が並べられない(斜めになったり…)そんな試行錯誤をしている様子を見られたことも、刺激でした。
プリントすること
普段SNSの写真ばっかり見ていて、いいねがたくさんつく写真がいいものと思うようになっていました。
けれど、プリントして並べられた写真を見ていると、写真の価値はいいねだけじゃないなぁということを実感します。
ディスプレイ映えする写真と、プリント映えする写真が一致しないという理屈もあるかもしれません。
けれど、理屈の面じゃなく、感情の面で、こういう写真もいい。
あれもこれもそれも、みんな違うけどみんないい。
と思うようになりました。
目の前にプリントされた写真がある。
その事実は、タイムラインに流れて行く写真とは違う重みで、心に残るのではないかと思います。
しかも、展示のために考えられた写真の組み合わせ・配置。
あの場にしかない、ステキなものです。
今回の展示に参加したことで、もっと写真が好きになりました。
今までよりも、もっと自由に、もっと楽しく付き合っていけそうな気がしています。
(いつかは目指せー個展ー)